動くものは

デッドプールの兵法入門

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デッドプールの兵法入門

作:ピーター・デイビッド

画:スコット・コブリッシュ

 

 

昨今のデッドプールブームは本当にすごいですね。デップー邦訳ラッシュとでもいうのか、間を置かずデップー関連のシリーズが邦訳されてる印象。私がコアなデップーファンだったら嬉しい悲鳴(阿鼻叫喚篇)みたいな感じになる悪寒しかしない。

 

デップーは好きだけどそこまで深追いはしていない。そんな私が珍しく購入していたデッドプールメインの本です。なんで買ったんだっけ……

 

あらすじ

ひょんなことから孫子を手に入れてやらかしまくったデッドプールはキャップに諭され、スパイディに殴られた。ソーはとてもかわいく、ロキは死んだ(死んでない)

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か〜〜〜わ〜〜〜い〜〜〜〜い〜〜〜〜

 

 

いろいろ感想

手に入れた孫子を売って金儲けをするべく、孫子が実戦に役立つ兵法書であることを示そうとデッドプールアスガルドに乗り込み、ロキをけしかけて戦争を起こし、遂には世界をやばたんにします。小さな企みで世界規模の災害を引き起こすのは、デップーあるあるですね。

最初はアスガルドでソーとロキを喧嘩させてたんですが、調子にのったロキが地球にも侵略を開始したため、ちらっとではありますが映画でおなじみのアベンジャーズやXメンなどもひょいひょい顔出ししててしかもみんなかわいい

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ひいき目なしでも、スコット氏の絵は一般的なアメコミイメージより大分柔らかいタッチなので、ゴリゴリテッカテかのヒーロー達がぶつかり合うようなアメコミはまだちょっと心の準備が……って方にもお勧めかも。

あとなんかマーベルによるアベンジャーズ映画セルフパロがあるし、アベンジャーズファンや映画寄りの人も楽しめるのではないかと思います。

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よりによってこのシーンチョイス

 

あと個人的にはこれ一冊でほぼ完結してるのが嬉しい。シリーズ追いが個人的には大変で、でもデップー関連で何か読みたいな〜って時には有り難い一冊。

それとデップーの性格が、今程良い子すぎないのも好き。他のヒーローにも「ちょっと迷惑だな〜」って扱いされてるの、悲しいけども「これぞデップー」って感じがする。やることは破天荒で性格は自己破綻してて人に嫌厭されてるけれど、人は好きだし、ヒーローになりたい。そういう良いバランスの悪さを持ってる頃のデップーです。

あとソーがほんとかわいいです

 

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 値段もアメコミにしてはまあまあお手頃なので財布に優しく、嬉しかった思い出……あ、だから購入したんだ